このあたりが非常に時間や手間のかかる部分ですが、Webに投稿する際にも活用できたり、出版社で書籍化したとしても役立つ内容だと思います。
「誤字脱字をチェックする」
個人的に「小説家になろう」の誤字報告はすごい機能だと思っています。もちろん、指摘してくださる読者の方がいればこそですが自分で行うとなると大変です。出版社の場合は専用のソフトウェアを使うようですが、あれはかなり高額なもののようです。私も購入しようか検討しましたが、少なくとも4~5万円はするとのことで断念しました。
ではどうするのか?
フリーのソフトウェアを使いましょう。下記は私が実際に行った手順ですが、使用したソフトウェアはインターネットで調べてみつけました。Wordや一太郎、googleドキュメントにもスペルチェック機能がありますが、一つでは完全ではないので複数のソフトウェアでトリプルチェックくらいはした方が良いように思います。文章がおかしかったり誤字脱字が多い作品は、例えストーリーが良くてもファンが増えません。
一応、問題のないソフトウェアだと確認はしていますが、気になる方はセキュリティソフトを入れておいた方が良いかと思います。
【①スマホで文章校正】
私の場合はone noteというスマホアプリを使ってスマートフォンで執筆しています。「スキマ時間が使える」「通勤の電車の中で」「寝そべって」という時間を有効活用できる利点があるからです。文字入力に関してはキーボードの方が良いのですが…そこは慣れです。ただ、スマホで文章の校正をしようと思うと使えるアプリに選択肢はほとんどありません。idraft by goo一択です。idraftはgoo辞書が作った文章作成アプリで、提供はNTTグループです。安心安全ですね。
「メリット」スマートフォンで手軽に文章作成と校正ができる。
「デメリット」あまり細かい校正はしてくれない。PC版は有料。
※Webに投稿済みの文章をコピペして校正することもできます。
【②googleドキュメントにコピペ】
ライティングの仕事でも使用しているのですがgoogleドキュメントは有能です。googleアカウントがあればスマートフォンのドキュメントに保存してPCにも同期できます。しかも文章校正もしてくれるので使いやすい。
「メリット」Gmailを使っている方なら全員が使えます。しかも無料。校正もしてくれる万能ツール。
「デメリット」縦書き、ルビは非対応(イレギュラー対応で可能ではある)
※MS Wordはルビ対応ですが、行間がおかしくなったりするので個人的にあまりおススメではない。縦書きも英字表記の面で難あり。この辺りのソフトウェア選択で意外と時間がかかってしまいました。
ファンタジー系にはルビは必須ですよね?
【③その他チェックツール】
上記2点はフリーなので無料ですが、使用した感じでは一長一短がありました。
お好みや状況で選ぶと良いかなと思います。
「なぜこんな回りくどいことをしているのか?」と思われているかもしれませんね。
理由は2つあります。
・文章校正用のソフトウエアにもそれぞれ傾向があり1つでは不十分だから
・Kindleで自己出版するためには最終的にEPUBという形式のファイルにしなければならないから
Kindleも楽天koboもEPUB形式のファイルに仕上げることが必須です。MS Wordでも一太郎でもEPUBファイル形式で保存できるのですが、EPUBはPDFのような感じのファイルなので安易に編集ができません。ルビや改行などの不具合が残ると非常に厄介なので、EPUB形式で改行や加筆修正ができるソフトウェアを選択した結果、このような遠回りになったという訳なのです。
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